何度倒れても立ち上がってきたお米

 

2018年は台風の多い年でした。
その度に、稲も何度も倒れかけました。

特に9月に大阪を襲った台風21号は強烈で、
この年お米はダメかと思いました。

 

 

けれど、 何度台風で倒れかかっても、
稲たちはその度に 起き上がってきたのです。

人間が何かをしたわけではなく、
自らの力で立ち上がりました。

 

 

 

『自然の命には、何度 倒れたって立ち上がる力がある』

 

そのことを教えてもらいました。

 

 

今年は、お米といっしょに、

“何度でも立ち上がれる元気や勇気”

をお届けできたら幸いです。

2023年産のお米を販売しております

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農園紹介

『いずみ農縁便』のホームページをご覧いただき、本当にありがとうございます。辻林(つじばやし)と申します。

僕が農薬や肥料を使わない農業を始めたのはいつだったか……。たしか10年ほど前のことだったと思います。祖父が亡くなったのを機に農地を受け継ぎ、自分なりの方法で農業をしようと決意しました。(あ。ちなみに、父も健在です。農業とは別の仕事をしています)

そこには様々な事情や想いがあったのですが、一番の理由は「地元の自然が好きだから」ということでした。

僕の住む場所は大阪の郊外で、現在進行形で開発が進んでいます。幼い頃は自然豊かな土地でしたが、それがどんどん切り拓かれる……。そんな状況に胸を痛め、何とかしたいと思っていました。

もちろん時代の流れには逆らえないので、開発を止めることはできません(それに、自分自身も新しいものは大好きですし)。けれど、せめて先祖から受け継いできた土地だけは守りたい……。そんな想いで、自然を大切にする農業に切り替えたのです。

うまくいかない日々

最初はうまくいきませんでした

ですが、当然ながら最初は上手くいきません。

その頃は野菜づくりもしていたのですが、虫食いや栄養不足のために全然育たず、お米を育てる田んぼでも草取りに追われる日々……。真夏の灼熱の太陽を浴びながら、このままぶっ倒れるんじゃないかと何度も思いました。

そして一番の困難は、頑張って育ててものが売れなかったこと。

  • 「心を込めて育てたのだから、買ってもらえる」
  • 「良いものだから、絶対売れるはず!」

というのは勝手な思い込みで、誰かにお届けして食べてもらうことができなかったのです。

ですが、「継続とは力なり」とは良く言ったもので、何とかかんとか続けているうちに状況が変わっていきました。

継続は力なり

カモ

  • 生き物が豊かになったことで、田んぼに草が生えなくなり
  • 必要な農機具を譲ってくださる方が現れ
  • 僕の農業に興味を持って応援してくださる方々にも出会いました

そして、あれだけ売れなかったお米を「食べたい」と言ってくださる皆さまともご縁をいただけるようになったのです。

そうやって自然の恵みの有り難さや人の応援の温かさを知って、ようやく今があります。

そして何より、一緒に歩んで来てくれた家族の存在がありました。

家族と一緒に育てるお米

そんなある日、彼女が田んぼを見ていると・・・妻は僕の農業には全然関わっていないのですが(画像だと、さも手伝っているように見えますが、あれは実はイメージです( ̄▽ ̄;;)、それでも僕の勝手な想いと行動を許してくれたことは確かです。

それに、おかげさまで9年前には娘を授かることができ、彼女の存在もどれだけ支えてくれたかわかりません。3才を過ぎた頃から「田んぼ見に行く!」と言って、一緒に田んぼへ来てくれることもあります。

妻と娘の存在が僕を成長させてくれ、それによってお米づくりを頑張ることができるのです。

だから、今のお米は、妻と娘が育ててくれているものだと思っています。

自然の恵みと温かさを届けたい

そんな風に、自然からの恵みはもちろん、周りの人たちに支えられながら、お米づくりをさせていただいています。まだまだ小さな規模ではありますが、食べてくださる方に少しでも笑顔をお届けできればと思っています。

このホームページをご覧くださったあなたにも、少しでも何かを感じていただけたら嬉しいです。

改めまして、この度はご縁をいただき本当にありがとうございました!

栽培方法

豊かな実りをつけました

○自然を大切にするため、農薬や化学肥料を使いません
(2017年で8年目になります)

○稲に気持ちよく育ってもらうため、人の手で田植えします

○お米の味を美味しくするため、機械ではなく天日干しで乾燥させます

○鮮度を保つためモミで保管し、随時 玄米や白米にしています

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